株式会社三菱東京UFJ銀行は、モロッコ王国(以下、モロッコ)の投資促進機関であるモロッコ投資促進庁(仏語名:Agence Marocaine de Developpement des Investissements、英語名:Moroccan Investment Development Agency)と同国への投資促進を目的とした業務協力に関する覚書を締結しました。
モロッコ投資促進庁は、2009年に設立された外国投資促進機関で、モロッコの経済発展を目的に海外企業の進出や投資事業等の支援を行っています。三菱東京UFJ銀行は、前身である横浜正金銀行による1926年のエジプト・アレクサンドリア駐在員事務所開設以来、今年でアフリカ進出90年を迎え、近年では、2013年9月にはヨハネスブルグ駐在員事務所を出張所に格上げすると同時に、モロッコの大手地場銀行であるBMCEや南アフリカ貿易投資庁、南アフリカの地場金融機関FirstRandグループ、ケニア投資庁等の現地有力パートナーとも業務提携をするなど、アフリカでのサポート体制を強化しています。
モロッコは安定した経済成長と地理的優位性を背景に、欧州および同国の消費市場に注目した製造業や自動車産業等を中心に多様な海外企業が進出しており、アフリカ市場進出へのゲートウェイとして更なる飛躍が期待されています。同国に進出している日本企業は、アフリカ諸国の中でも、南アフリカ共和国、エジプトに次いで多い約40社に上り、日本とアラブ諸国との経済関係の強化を目的とした本年の第4回日本・アラブ経済フォーラムおよび第6回アフリカ開発会議の開催等を機に、今後、多くの日本企業による事業展開が見込まれています。