- 服装
沿岸部では夏は日本と同様、半袖の軽装でOK。春、秋の夜は冷え込むので長袖のカーディガンなどを用意するとよい。冬は雨量が多く、日本の晩秋ぐらいに寒くなるので、セーターやジャケットが必要。内陸や砂漠地帯では1日の気温の変化が著しく、夏でも上着(カーディガンなど)が必要なくらいに夜は冷え込む。また、日中は日差しが強いので、帽子やサングラスがあるとよい。イスラム関係の施設や王墓などを見学する場合は、タンクトップ、半ズボンなど肌を露出した服装は避けること。
- 慣習など
イスラム教で左手は不浄とされるので、左手で人に触らないこと。公の場で飲酒しない(一部のホテルでは酒類の持ち込みを禁じている)、他人の写真撮影は許可を得てからなどの注意が必要。軍事施設は撮影禁止。
モロッコの国民の大半はイスラム教の中でも戒律の厳しいスンニー派。基本的には五行を守り規則正しい生活をしている。ただ、フランス統治以降、急速に西洋文化が流入し、都会での生活はヨーロッパナイズされ、他の中近東諸国と比べると戒律のソフト化が感じられる。